2020.11.9 日本初LNG燃料自動車運搬船が竣工しました。(2020.10.28)

2020年10月28日に当社グループ会社である新来島豊橋造船にて、日本郵船株式会社様向けに次世代型自動車運搬船が竣工しました。本船は、日本初の液化天然ガス(LNG)を主燃料とした7,000台型自動車運搬船です。デュアルフューエル機関を採用し、従来の重油焚きと比較して、CO2排出量を30%以上削減でき、SOxは限りなくゼロ排出とした、環境に配慮した船となっています。  船の全長を200m未満に抑え、従来のパナマックス幅より船幅を広げ、オーバーパナマックス幅である38.0mとすることで、車両搭載台数を増大させております。このため、貨物1台当たりの燃費が既存の自動車船と比べると格段に優れております。  当社が独自で開発したものを含む以下の省エネ付加物を装備することで、低燃費化を図り、省エネ及び環境への配慮がなされた船型となっております。(A.S.FIN、TURBO-RING、SKEG、K3PROPELLER、AERODYNAMIC SCREEN、REACTION RUDDER) 倉内は、部分隔壁をなくした構造方式を採用しており、これにより倉内ランプの直行化が図れ、荷役効率の優れた倉内ランプ配置としております。荷役装置は、船尾右舷に全長35.0m、幅13.2m(30t車両走行可能)のスタンランプ1基と中央右舷に全長22.0m、幅4.3m(15t車両走行可能)のセンターランプ1基を装備しております。操舵室は、全天候型を採用し、離着岸や周囲監視の作業性を向上させ、操作性、安全性に配慮したものとなっております。操舵室中央部分には、操船者の動線と操舵室形状を配慮したコンソールを装備しており、操船・監視・航路計画などに欠かせない各機器が効率良く操作出来るようになっております。
2隻目もご発注頂いており、2022年の竣工を予定しております。当社グループでは、引き続き、低炭素で環境に優しい船舶の開発、建造に努めて参ります。

【本船の主要目】 全長:199.96m 型幅:38.00m 深さ:35.54m 自動車積載数:7,150台