ガスタンク事業
新来島サノヤス造船Gas Tank Business

新来島どっくグループでは環境負荷が小さいLNG(液化天然ガス)燃料船の建造に取り組んでいます。
その中でも燃料タンクはガス燃料船の重要構成部品であり、納期とコストに大きく影響します。

新来島サノヤス造船では2000年にガスタンク事業を開始し、約50隻のLPGタンクシステムを納入。
近年は豊富な実績に裏付けされた確かな技術をLNGタンクに展開しています。
これにより、新来島どっくグループではLNG燃料船の安定供給や、その後の新燃料を見据えた研究開発が可能となっています。

製品紹介

  • LNG-FGSS(Liquefied Natural Gas – Fuel Gas Supply System)

    LNG燃料供給システム。ガス専焼機関または二元燃料機関に天然ガスを供給するシステムです。
    LNG燃料タンク、気化器、バッファータンク等の機器で構成されています。

  • 圧力式LPGタンク(Pressure type liquefied petroleum gas tank)

    常温で液化ガス(プロパン、ブタン等)を運ぶためのタンクです。常温の代わりに内圧が高くなります。

  • 冷却式LPGタンク(Refrigerating type liquefied petroleum gas tank)

    液化ガスを冷却することによりタンク内圧を低く抑えられ、その分多くのガスが運べ、また、タンクの大型化が可能です。
    全冷却式(Full refrigerating type)と半冷却式(Semi refrigerating type)があります。

  • LNG Cargo Tank(Liquefied Natural Gas Cargo Tank)

    貨物としてのLNGを貯留するタンクです。

ガスタンク

舵・軸
(新来島製作所)Rudder・Shaft

”モノづくりへの情熱と
独自のテクノロジー”により、
船舶製品の受注生産を行う。

株式会社 新来島製作所

新来島製作所では、軸系装置、船尾骨材、舵構造及びその他舶用艤装品を製造、販売しています。
旋盤等による機械加工技術と人の手による鋼板加工技術の融合により、複雑かつ高精度な製品の提供を可能としています。

当社は日本で数少ない、軸系装置、船尾骨材、舵構造という3種の舶用製品を1社ですべて生産できる企業として
国内外のお客様から選ばれており、グループ外の造船所からもご注文をいただくなど、この分野では一目置かれる存在となっています。

ISO9001

品質マネジメントシステム関係の国際標準化機構による規格ISO 9001を取得。
ハイレベルな品質の製品作りに取り組んでいます。

機械設備

施盤 8台 大型×5、
中型×2、
小型×1
横中ぐり盤 4台  
立てフライス盤 1台  
キー堀機 1台  
油圧プレス 1台 700トン
円筒研磨機 1台  

製品紹介

  • 軸系装置

    高度な旋盤加工技術により、高品質な軸系装置の製作を行っています。
    高度なすり合わせ技術による仕上げ加工(プロペラ等)も行っています。
    年間製作数 約300本

  • 船尾骨材

    高度なぎょう鉄(3次元曲げ)技術と厚板溶接技術を有し、複雑な形状の製作を可能としています。
    年間製作数 約80隻分

  • 舵構造

    大型船から小型船まで、グループ内外のあらゆる舵構造を手掛けています。
    高度なすり合わせ技術による仕上げ加工(ラダーストック等)も行っています。
    年間製作数 約70隻分

  • その他

    機械工場では舶用小物部品の製造を行っています。
    軸径装置、船尾骨材、舵構造に関わる修繕部品の対応も行っています。

作業風景