2019.9.30 博士論文発表記 in Glasgow

船殻工作部 技術課長 四塚卓之

 

6月9日から13日までの5日間、イギリスのグラスゴーで開催された第39回OMAE国際会議に参加してきました。

OMAEとはASME(American Society of Mechanical Engineers:アメリカ機械学会)が主催するフォーラムのひとつで、

今回の会合では全世界から1,000名以上が参加し、10日から14日までの5日間で合計800本以上の論文が

発表されています。私の論文テーマは「汎用二相ステンレス鋼の実船適用に向けた工作法に関する研究」と題して、

将来ケミカルタンカーに二相ステンレス鋼が採用された時に現場での溶接材料の誤使用を防止する目的で溶接材料を統一する

ことができないかを検証することが研究内容となっています。

迎えた発表当日、会場は100人程度を収容できる会議室で、朝一だから参加者は少ないだろうと思っていたのですが

蓋を開けると目の前には下を見て50人は座っている…。ま、何とかなるだろうとプレゼンを始め、一番の懸案事項だった

質疑応答もなんとかクリア、“Thank you.”で締めた後の拍手を聞いた時には本当に「肩の荷が下りた」ことを実感しました。

お世話になった関係者の方々には深く御礼申し上げます。

グラスゴーでの会議の様子 グラスゴーでの発表の様子 (左:四塚課長、中:後藤教授、右:先輩)