2025.3.17 新来島どっくグループ初の内製FGSS搭載LNG燃料自動車運搬船 竣工

 新来島どっくは2月27日、グループ会社である新来島豊橋造船で建造していた川崎汽船株式会社向け約6900台積みLNG燃料自動車船“Oceanus Highway”(オーケアノス・ハイウェイ、写真)を引き渡しました。本船に採用されたFGSS(Fuel Gas Supply System)は、同社グループ会社であるの新来島サノヤス造船で設計・製造した4隻目のLNG燃料タンクと自社開発の燃料供給システムから構成されており、新来島どっくグループ初の内製FGSS搭載LNG燃料船となります。

 主機関としてLNGとMGO(マリンガスオイル)の二元燃料エンジン「WinGD 8X52DF」を搭載しました。また、新来島どっく独自開発の「Asymmetric Stern Fin」やプロペラ付加物「Turbo Ring」、プロペラ上方の流れを整流・加速する「Tip Flow Fin」を装備して燃料消費量低減を図り、エネルギー効率設計指標(EEDI)は削減率40%以上を達成しています。

【主要目】7万5259総トン、全長199.96m、BDd=38.00m×38.07m×10.075m、航海速力約19.0ノット、定員32人、船級NK、船籍日本