“現代の名工”目指し、
職人としてのスキルを
高めていきたい
Q:入社のきっかけを教えてください。
感謝祭での工場見学で感動して…
私は生まれも育ちも今治で、「大人になったら地元の地域に貢献する仕事に就きたい」と考えていました。
当社は年に一度、社外に向けた感謝祭を催しているのですが、私も学生の時に参加したことがあります。
その時に工場見学をして、説明を担当してくれた社員の熱心な様子に感銘を受けて、ここで働きたいと強く感じたのがきっかけです。
Q:担当しているお仕事内容を教えてください。
船の心臓部に関わる仕事です。
船の心臓部となるエンジンの備え付け作業を担当しています。
また引き渡し前の試運転で、エンジンが問題なく稼働するかを確認するため、実際に船に乗って調査します。
時には外航船が日本に寄港したタイミングで、メンテナンスに向かうことも。
以前は目的の船が停泊している港が岩手県だったので、今治の本社から出張に出掛けたこともありました。
船は10年、20年と長い間使い続けるものなので、建造するときからそのことを念頭に置いて、「長く使いやすい船」になるように心掛けています。
Q:仕事のやりがいを感じる時を教えてください。
緊張感を持って、
チーム一丸となって業務を一つ一つ丁寧にこなしていく時。
エンジンルームは船の中でも特にデリケートな場所。 そのため、作業をする際は常に綺麗な環境を保つことを心掛けています。 万が一にも工具を残したままにしていると、エンジンの故障につながる可能性があるからです。 常に緊張感を持って作業をする必要がありますが、そんな仕事にやりがいを感じています。 これからも、関わった船に対して「自分が作った船だ」と誇りを持っていえるような仕事をしていきたいと思います。 作業は3人で一致団結して行うため、チームワークが大切。 同僚や上司はみんな優しくて、良いことは良い、悪いことは悪いと教えてくれる関係を築くことができています。 そんな仲間たちと仕事ができることも、この会社の自慢だと感じています。 私も入社して15年以上が経ち、後輩のサポートをする機会が増えてきました。 自分が先輩たちに教わったことを伝えるのはもちろん、その作業に対する目的や理屈までしっかり教えて、少しでも後輩のためになればと考えています。
Q:これからの目標があれば教えてください。
「現代の名工」を受賞できるような名職人に。
これまでは新品のエンジンを据え付ける業務に当たってきましたが、今後は既に稼働しているエンジンの修理やメンテナンスができるくらいに技術を高めていきたいです。 どんなエンジンでも直してしまえるような職人をめざして、色んな仕事にチャレンジしています。 当社にはかつて、国から卓越した技術者に対して贈られる「現代の名工」という賞を受賞したベテラン社員がいました。 私も社内で歴代2番目の受賞者となれるよう、日々研鑽していきたいです。