船殻工作部 S.I [ 入社年:2015 年 ]
所属 船殻工作部 外業課 外業2係
出身校 工学部 マテリアル工学科

現場との信頼関係を深め

後輩の育成にも尽力したい

Q:入社のきっかけを教えてください。

一つのものをみんなで協力して作り上げる仕事に惹かれて。

私は別の業界からの転職で入社したのですが、
「一つの大きなものを、みんなで協力して作り上げる」という仕事に興味を持ったのがきっかけです。
前職は少人数の会社だったため、当社に入ってまず驚いたのが社員の多さ。
私の入社当時は課内だけでも100名くらいの社員が居て、最初は相手の顔と名前を覚えるだけでもひと苦労でした。
どんな業務にもコミュニケーションが必要で、少し人見知りの私にとってはチャレンジングな環境ではありましたが、最初に憧れた仕事内容を楽しく取り組んでいくことは、楽しいと感じました。

Q:担当しているお仕事内容を教えてください。

現場の作業をスムーズに行うための、管理業務

船の骨組みを組み立てる作業を担当しています。
私は特に作業の工程や現場の人員配置、作業の進捗管理なども行っています。
現場では大人数で作業するため、何よりもまず段取りが重要。
作業の開始から完了までスケジュールを組んでいきますが、そのうちどこかの作業が一つでも欠けたり遅れたりしたら大変です。
例えば、予定日までに溶接作業が終わってなかったら、それ以降の作業の段取りが一から組み直しになってしまいます。
全体のスケジュールにも影響が出ることですし、そうならないためにも工程ごとの進捗をチェックしつつ、全体の流れも見渡します。現場が作業しやすいように、その場で工程を工夫して指示することも。
対応力を試される仕事でもあります。
また、外業課は造船の最終工程を担っているので、自分の部署の知識だけでなく、艤装や塗装など関わる全ての部署の知識も求められると思います。

Q:仕事のやりがいを感じる時を教えてください。

船体が出来上がっていく様子を見ている時

他部署が組み立ててきたパーツを、実際の船の形に組み立てていく様子を見ている時です。 だんだんと見上げるほどの大きさになっていく様子に「やってよかったな」と感じます。 その達成感に至るまでに色んなドラマがあって、例えば雨が続いてなかなか作業が進まなかった時には、工程を練り直したりビニールシートで覆ってできる部分から進めたりと、工夫と努力を積み重ねて無事進水させることができました。 今でも印象深く残っているのは、日本に3隻しかないといわれる石炭船に関わったこと。 最初は計画を立てるのも大変で苦労しましたが、完工したときの感動は大きくて、自信にもつながりました。

Q:これからの目標があれば教えてください。

先輩に教えてもらったことを、後輩にも!

これからは後輩の育成にも力を入れていきたいです。 私が入社した当時も先輩方に仕事の内容やコツ、現場で気を配っておくといいポイントなどを熱く教えてもらったので、今はそれを後輩に伝えていこうとしています。 基本的な業務はしっかり伝えていきますが、作業の流れなど現場で自分が携わって覚えた方がいいこともあります。 後輩が自分自身で考えるべきところは見守って、サポートできるところは支えて、お互いに成長していけたらと思います。